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予防接種

予防接種について

予防接種について箕面市今宮のこひつじキッズクリニックでは子どもの各種予防接種をお受けいたします。
予防接種には定期接種と任意接種がありますが、いずれのワクチンも子どもを「ワクチンで防げる病気」から守るためにとても大切です。予防接種は生後2か月になったらすみやかに開始しましょう。同時接種で進めることをお勧めします。
当クリニックは箕面市定期予防接種の指定医療機関です。箕面市以外に、豊中市・吹田市・池田市・茨木市・摂津市・豊能町・能勢町に在住の方も依頼状不要で定期予防接種が受けられます。
スケジュールについてご不明の点があれば遠慮なくご相談ください。

予約について

予防接種は月曜日・火曜日・木曜日・金曜日の13:30~15:00になります。
完全予約制ですので、WEBまたはお電話でご予約ください。
WEB予約は30日前から3日前までで、24時間受け付けています。
お電話でのご予約は診療時間内にお願いいたします。

WEB予約はこちら

予防接種時に持参して
いただくもの

  • 診察券(お持ちの方)
  • 母子健康手帳
  • 予防接種手帳
    (予防接種予診票兼接種票)
  • 健康保険証
  • 予診票

任意接種では事前に予診票をダウンロードし、必要事項を記載のうえ持参していただくと、当日の時間短縮になります。

当院で接種可能なワクチン

定期接種(公費)

  • ロタウイルスワクチン
  • B型肝炎ワクチン
  • ヒブワクチン
  • 肺炎球菌ワクチン
  • 4種混合ワクチン
    (ジフテリア・
    破傷風・百日咳・ポリオ)
  • 5種混合ワクチン
    (ジフテリア・
    破傷風・百日咳・ポリオ・ヒブ)
  • BCGワクチン
  • MRワクチン(麻疹・風疹)
  • 水痘ワクチン
  • 日本脳炎ワクチン
  • HPVワクチン(ヒトパピローマウイルスワクチン)
  • 2種混合ワクチン(ジフテリア・破傷風)

任意接種(自費)

  • おたふくかぜワクチン
  • インフルエンザワクチン
  • 3種混合ワクチン(ジフテリア・破傷風・百日咳)
  • 不活化ポリオワクチン

各種予防接種について

ヒブワクチン

対象

生後2ヶ月から開始。標準的には4週間あけて3回接種します。3回目から7ヶ月以上あけて4回目を追加接種して完了です。5歳未満は公費負担(無料)です。

疾患の説明

乳幼児期に髄膜炎や喉頭蓋炎や肺炎など重症感染症を起こす菌です。これらの疾患は命に関わることや後遺症を残すこともある重篤な疾患です。

肺炎球菌ワクチン

対象

生後2ヶ月から開始。標準的には4週間あけて3回接種します。追加接種は3回目から2ヶ月以降かつ1歳から接種して完了です。5歳未満は公費(無料)です。

疾患の説明

乳幼児期に敗血症や髄膜炎や気管支炎を起こします。肺炎や中耳炎の原因菌としても多いです。ワクチンは主に前者を防ぐ目的で行われています。

4種混合ワクチン

対象

生後2か月から開始。標準的には4週間あけて3回接種します。6ヶ月以降、標準的には1年後に4回目を追加します。7歳5ヶ月までに完了するようにしましょう。

疾患の説明

4種とは、ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオを指します。ジフテリアとポリオは国内での感染はほとんどありませんが過去には重症者が出ていました。百日咳は乳児では重症の咳や呼吸困難で命に関わることもあります。破傷風は怪我をした傷口から菌が入り、痙攣や麻痺をきたす死亡率の高い疾患です。
百日咳を中心として、乳児期(0歳)の早期でも感染率が高く、重症化率が高いので、このたび4種混合ワクチンは、生後2か月からのスタートアップワクチンに入ってきました。

5種混合ワクチン

対象

生後2ヶ月から開始。標準的には4週間あけて3回接種します。その後6か月以上間隔を空けて、1歳を過ぎたら早期に4回目を追加します。

疾患の説明

5種とは、4種混合(ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ)に加えてヒブワクチンを追加したものです。
5種混合にるすことで接種回数を減らし、乳幼児や保護者の負担を軽減するほか、効率的な接種による早期免疫獲得や接種漏れの回避につながります。

B型肝炎ワクチン

対象

生後2ヶ月から接種できます。初回から4週以上あけて2回目、さらに1回目から140日以上あけて3回目が標準的な接種方法です。

疾患の説明

代表的な肝炎を起こすウイルスです。感染がつづくと慢性肝炎、肝硬変や肝ガンになることもあります。

BCG

対象

1歳までに接種します。ヒブ、肺炎球菌、4種混合の接種がひと段落する生後5ヶ月以降に接種することが多いです。

疾患の説明

結核を予防します。結核は成人では肺結核の長引く咳や熱が有名ですが、乳児では全身に結核菌がめぐって髄膜炎や粟粒結核という致死的な疾患を起こします。

麻疹・風疹混合ワクチン
(MR)

対象

標準的には1歳になったらすぐ初回接種をします。2期は小学校入学前の1年間に行います。

疾患の説明

麻疹は発熱、発疹から肺炎や脳炎などの合併症をきたす疾患で、非常に強い感染力があります。風疹は‘3日はしか’とも呼ばれた発熱、発疹をきたす疾患で、妊婦が感染すると赤ちゃんに重篤な障害が出る可能性があります。

水痘ワクチン

対象

1歳から3歳未満で2回接種をします。2回目は初回から3ヶ月以上、標準的には6ヶ月から1年あけます。

疾患の説明

みずぼうそうとも呼ばれるウイルス感染です。全身に水疱疹が多発し、重篤な状態にいたることもあります。帯状疱疹も同じウイルスが原因で発症します。

日本脳炎ワクチン

対象

生後6ヶ月から7歳半まで接種可能です。標準的には3歳で2回(1~4週間隔)、その後に6ヶ月以上あけて4歳頃に1回接種します(ご希望の方は0歳6ヶ月から接種券を使用して受けられます)。9~12歳に第2期の接種を追加します。

疾患の説明

蚊や豚が媒介する日本脳炎ウイルスの感染で、急性脳炎を引き起こします。半数程度の方が後遺症を残す、治療法のない重篤な疾患です。日本での発症はきわめて稀ですが、東南アジアなどで流行があります。

2種混合ワクチン

対象

11歳から12歳の間に1回接種します。

疾患の説明

4種混合に入っているジフテリアと破傷風について追加接種します。

ロタウイルスワクチン

対象

ロタリックスは生後24週までに2回、生ワクチンを飲みます。当院では初回は14週6日までに始めて、間隔は4週以上あけます(1回目をそれ以降に経口接種すると腸重積のリスクが高まります)。

疾患の説明

ロタウイルスは乳児の胃腸炎を起こす代表的なウイルスです。嘔吐がひどく水分がとれなくなると脱水になり重篤な状態になります。小さい子ほど入院して点滴する必要性が高くなります。胃腸炎関連けいれんや脳炎を合併することもあります。

おたふくかぜワクチン

対象

1歳から接種できます。MRワクチンと同様に1歳頃と5~6歳の2回接種が薦められています。

疾患の説明

ムンプスウイルスの感染で、発熱や耳下腺(耳の下にあるだ液腺)の腫れが特徴です。頭痛をきたす髄膜炎や難聴や精巣炎など重い合併症もあります。

インフルエンザワクチン

対象

生後6か月から接種できます。毎年流行期前の10〜11月頃に接種を開始し、13歳以上は1回、13歳未満は2~4週間の間隔を空けて2回接種します。

疾患の説明

インフルエンザは高熱が4~5日持続して自然に改善することが多いですが、乳幼児では脳症を起こすことがあり、死亡率や後遺症が高い非常に怖い病気です。

予防接種Q&A

どんな場合に予防接種が受けられないのですか?

  • 発熱している場合(37.5℃以上)
  • 重篤な急性疾患にかかっている場合(感染症にかかった後は目安として1週間程度間隔を空けてください)
  • 接種しようとするワクチンでアナフィラキシーを起こしたことがある場合

予防接種を受けた後に起こりうる副反応は?

  • 接種部位が赤くなる:よく起こる局所反応で心配ありません。まれに腫れがひどくなって腕全体が腫れてしまう場合があり、その場合は一度ご相談ください。
  • 熱が出る:接種後24時間以内に熱が出て、接種した部位が腫れることが多いです(肺炎球菌ワクチンで頻度が高いです)。熱は半日から1日でおさまることが多いです(24時間しても解熱しない場合は受診をおすすめします)。

卵アレルギーですが、受けても大丈夫ですか?

ワクチンの中で卵を一部使用しているものはインフルエンザワクチンです。現在のワクチンの製法では、卵アレルギーがあっても安全に接種できると考えられていますが、卵アレルギーでアナフィラキシーを起こした方や、インフルエンザワクチンで強い副反応が出た方はご相談ください。

自費の任意接種(おたふくかぜワクチン、インフルエンザワクチン)は受けるべきですか?

おたふくかぜは、合併症として髄膜炎、脳炎・脳症、精巣卵巣炎、膵炎などが起こりえます。また、後遺症として難聴が残ることもあります。
インフルエンザは、乳幼児で脳症を起こすことがあり、死亡率や後遺症が高い非常に怖い病気です。
定期接種と任意接種の違いは費用が公費か自費かの違いであって、ワクチンの重要性は変わりません。任意接種も接種をおすすめします。

ワクチン後の入浴はしてもよいですか?

発熱などの症状を認めなければ入浴は問題ありません。接種部位はゴシゴシこすらずに、サッと流す程度にしてください。

ワクチン接種後にはよく揉んだ方がいいですか?

以前は接種後によく揉むことを推奨されていた時期もありましたが、現在の予防接種では、免疫獲得への影響に差がないことが分かっており推奨されていません。

同時接種はできますか?

同時接種により副反応が増えることはなく、接種機会を逃さないためにも同時接種をおすすめします。